♪♪ みなあいのひとりごと ♪♪

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 No.2
居場所
02.2.17

 何だか宙ぶらりんでテキトーな人生だった10代(今もそんなに変わらないけど…)。実は自分の居場所を探し続けてたのかなぁ、なんて考えました。そんな時代に気軽に参加した1982年の坊中で他の熱狂的こうせつファンに圧倒され、何となく突っ張って自分で壁を作り、今ひとつ周囲と馴染めずに迎えた朝。阿蘇の朝焼けに浮かぶ熱気球から降りた「素晴らしい仲間たちに乾杯」の垂れ幕。「なんだ、自分も仲間で良かったんだ!」と気づいた時の感激。これが私にとってサマピがふるさとになった瞬間であり、今考えると「あの場所」に自分の居場所をみつけてしまったんだなぁ、何て思います。
 何で今更こんなことを考えたかというと、良くも悪くもいまだにサマピをひきずってるのかなぁ、って考えたからです。こうせつさんにとっては迷惑だろうなぁ、何て思いますよ。コンサートでどんなに一生懸命「現在」を歌っても、「現在のこうせつさん」を受け入れているつもりなのに、どこか「サマピのこうせつさん」を探してる自分に気づくことがある。もう遙か昔の出来事で、あの頃には決して戻ることができないのに。「サマピをもう一度!」と思い続けて、「あれはやっぱり過去の出来事だったんだ」と香椎で思い知った時にふんぎりがついた筈なんだけどなぁ。アーティストとして、常に新しい世界を追求していくこうせつさん。「過去に縛られずに自由に…」って願っていたけど縛られてたのは自分だったのかなぁ。

 だからと言って縛られてる(かもしれない)現在の自分も好きだし、結局「全席自由野外だ!」って言っては数日前から飛んで行き、「全席自由じゃないけど野外だ!」って言ってはチケットを買い、「野外じゃないけどコンサートだ!」って言っては車を走らせ、結局はこうせつさんが好きなのであります。

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